一般的に虫歯のできやすい場所として、
1.歯と歯ぐきの境目
2.奥歯の溝
3.歯と歯の間(特に奥歯2本の間)
があげられます。
特に低年齢のお子様(1歳~1歳半頃)の場合、虫歯になると重症化しやすい傾向にあります。
生えたばかりの歯は未熟なので虫歯になりやすいのです。お子様を寝かしつけるために、哺乳ビンにミルクや乳酸菌飲料、スポーツドリンクを入れて飲ませていると、上の前歯を中心にひどい虫歯ができてしまいます。おっぱいでも同様です。
水を飲ませる、またガーゼでふいてあげる等、お口の中をきれいな状態にしてから寝かせる事が望ましいです。
虫歯のできやすい場所をふまえて、お母様のひざの上に寝かせながら磨いてあげて下さい。 特に夜は丁寧に仕上げ磨きをしてあげるといいでしょう。歯磨きが難しい時は、ガーゼで拭いてあげるだけでも違います。 歯磨きの際、デンテルフロス(もしくは糸ようじ)を使い、歯と歯の間の汚れをとってあげる事も大事です。できれば毎日使ってあげると良いでしょう。 |
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シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝の深いところを埋めるお薬で、これにより歯磨きがしやすくなり、虫歯予防となります。
さらに、年3~4回フッ素を塗ってあげる事により、歯を強く丈夫にしてあげると良いでしょう。
おやつは1日3回の食事で摂りきれない栄養をとる捕食と考え、必ずしも甘いものを与える必要はありません。
また、時間と量を決めて規則正しく与え、だらだら食いをさせない事が大事です。
甘いものを与える時は飲み物を水かお茶にする工夫をしたり、できればアメ・ガム・チョコレート等はなるべく避けた方がいいでしょう。さらに、ジュースは1歳半までは与えない方が良いようです。
さらに、噛みごたえのある食品を積極的に摂るようにしましょう。良く噛むと唾液がたくさん出るので、虫歯の予防にもなるようです。『孫はやさしい』と覚えてくださいね☆
ま(豆類) | ご(ごま) | わ(ワカメなど海藻類) |
やさ(野菜) | し(乾物類) | い(芋類) |
1歳を過ぎたら、かかりつけの歯科医院をみつけて、3~4カ月ごとに定期検診を受け、フッ素塗布しながら予防管理していく事が大切だと思われます。
1.規則正しい食生活
2.正しいおやつ、糖分の与え方に注意
3.歯磨きの習慣化
4.フッ素塗布で歯を強く
北海道小児歯科医会HP http://www.648zero.com
乳歯に関する情報が載せられています☆ご覧になってみてください☆
キシリトールって?
●キシリトールは白樺や樫の木からつくられる天然素材の甘味料です
●プラム・ベリー類・カリフラワーなどにも含まれています
キシリトールが歯によい理由
●プラークを作る材料にならない
●プラークをブラッシングで落としやすくする
●虫歯の原因となる酸を作らない
●ミュータンス菌(虫歯菌)を減らす
●再石灰化を助ける
その選び方は? 右のマークがついていると信頼できますが、 「甘味料として100%キシリトール」の表示が安心です。 虫歯予防には50%以上キシリトールを含んでいることが必要です。 【計算の仕方】 キシリトール/炭水化物 × 100 = 含まれているキシリトール |
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1歳半から食べられるタブレットの商品があります。 虫歯菌のひとつであるミュータンス菌は、お子さまが1歳7ヶ月頃から母子感染によって口の中にすみつくといわれています。 この時期に、ミュータンス菌の感染を防ぎましょう。 |
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